男だったらバイアグラ

バイアグラの正式な薬名と抗うつ剤との併用

1,990年代の前半に狭心症の治療薬として開発されていたsildenafilという薬名の酵素阻害剤は、臨床試験により勃起不全に対しての効果が確認されたことにより、アメリカの製薬メーカーによりED治療薬として販売されることになります。この治療薬の商標名がバイアグラで、その後世界的なブームを巻き起こすことになります。日本でも1,999年に承認されており、ED外来を実施しているクリニックで処方されています。

バイアグラがPDE-5という酵素の活性を阻害することにより、男性性器周辺の血管が拡張して血流量が増加するので、服用義血時間程度で勃起可能な状態になります。ただし、媚薬の様な効果はないので、性的なきっかけを必要とします。また、有効成分が体外に排出するまでの5時間から6時間程度は効果が持続するので、複数回のプレイを楽しむことも可能です。

なお、元々は狭心症の治療薬として開発されていたので、服用すると血圧が急激に低下します。このために、極度の高血圧や低血圧の人や心臓に問題を抱えている様な人は使用することは禁止されています。さらに、心臓の鼓動の乱れを整えるamiodaroneや、ニトログリセリン系の血管拡張薬との併用は危険であり、最悪の場合は死に至る危険すらあります。

一方、抗うつ剤に関してはバイアグラとの併用は特に禁止されていません。これは、根本的な作用機序が異なるためであり、問題になる様な症状を引き起こす危険がないからです。また、EDが原因でうつになった場合や、うつが原因でEDになった様な場合は、バイアグラの使用により、抗うつ剤の必要がなくなるケースもあります。バイアグラは機械的に作用するので、原因を問わず勃起を可能とするからです。